皆さんこんにちは!管理人の眞太郎です。
さて本記事では、ジャパンネット銀行(JNB)の法人口座についてまとめています。
起業後開設すべきなのか?また審査や手数料、口座開設までの流れを詳しくご紹介していますので是非参考にしてくださいね。
この記事の目次
ジャパンネット銀行の法人口座は作るべき?
ジャパンネット銀行の法人口座は作るべきなのか?
これは問答無用で作るべきです。
地域密着型の金融機関の口座同様に、当然の如く所持すべき口座です。
特に起業間もない少人数の法人や、フリーランスで活動する個人事業主(屋号付き口座)にはメリットしかないので必ず開設しましょう。
ジャパンネット銀行の法人口座の特徴
ジャパンネット銀行の法人口座の特徴は、以下になります。
それぞれ解説していきます。
法人口座の月額使用料が基本無料
ジャパンネット銀行の法人口座は、月額使用料が基本無料です。
大手銀行等では月額使用料(ネットバンク使用料等)がかかる場合がありますが、ジャパンネット銀行はネットバンク専門ということもあり無料で使用することができます。
振込手数料が安い
ジャパンネット銀行の法人口座は、振込手数料が安いです。
他の銀行との比較は以下になります。
月額基本料 | 振込手数料 | |
---|---|---|
ジャパンネット銀行 | 無料 | 【同行宛】 3万円未満:55円 3万円以上:55円【他行宛】 3万円未満:176円 3万円以上:275円 |
楽天銀行 | 無料 | 【同行宛】 3万円未満:52円 3万円以上:52円【他行宛】 3万円未満:168円 3万円以上:262円 |
GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 【同行宛】 3万円未満:0円 3万円以上:0円【他行宛】 3万円未満:166円 3万円以上:261円 |
三井住友銀行 | 無料 ※ライトのみ | 【同行宛】 3万円未満:0円 3万円以上:0円【他行宛】 3万円未満:220円 3万円以上:330円 |
ネットバンクだけで見れば楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行の方が手数料が安いですが、大手銀行と比較すると振込手数料は安いです。
身近なコンビニやゆうちょ銀行、三井住友銀行などの提携ATMが使用可能
ジャパンネット銀行の法人口座は、身近なコンビニやゆうちょ銀行、三井住友銀行などの提携ATMが使用可能です。
提携ATMは以下になります。
【提携ATM一覧】
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- コンビニATM Enet
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
毎月1回までは、入出金の手数料が0円で利用できます。
2回目以降は、3万円以上の入出金は何回でも無料ですが、3万円未満は165円、ゆうちょ銀行のみ330円の手数料がかかります。
安心のセキュリティサービスがある
ジャパンネット銀行では、口座開設時に無料で使用できる「トークン」というセキュリティサービスを利用できます。
トークンは、振込をするときなどに一度だけ使えるパスワードが表示されるものです。
以前はキータイプのトークンが主流でしたが、現在はカード型のトークンに切り替えられています。
個人事業主でも屋号付きの口座開設が可能
ジャパンネット銀行では、法人口座だけでなく、個人事業主の屋号付き口座も開設することができます。
法人口座:「カ)○○○」など
屋号付き口座:「屋号+個人名」など
ビジネスローンの利用が可能
ジャパンネット銀行の法人口座、あるいは個人事業主の屋号付き口座を開設することで、ジャパンネット銀行のビジネスローンを利用することができます。(審査あり)
ネットバンクならではの来店不要、24時間ネットで申込が可能です。
またご利用限度額は最大500万円で、限度額内であれば何度でも利用可能です。
1アカウントで最大20口座まで開設可能
ジャパンネット銀行の法人口座は、1アカウントにつき最大20口座まで開設可能です。
各口座に管理者、承認者、作成者の権限を与えることができますので、目的に応じて使い分けることができます。
PayPayの売上金が最短翌日、手数料無料で利用可能
ジャパンネット銀行では、PayPayの売上金が最短翌日、手数料無料で使用可能です。
キャッシュレス決済が加速する中、今後益々キャッシュレス決済利用者が増えます。
特にネットショップを運営している会社などは、1日でも早く入金された方が資金繰りが楽になります。また、他の金融機関の場合、2020年7月以降は税込105円の手数料がかかりますが、ジャパンネット銀行は2020年7月以降も無料です。
Pay-easy(ペイジー)による納税や公共料金の支払いが可能
ジャパンネット銀行は、Pay-easy(ペイジー)にて納税や公共料金をコンビニに行かずオフィスや自宅で支払いを済ませることができます。
ただし、支払い用紙に「Pay-easy」のマークが付いているものに限ります。
24時間いつでも利用できるので便利ですよね。
Visaデビットが利用可能
ジャパンネット銀行では、Visaデビットを利用可能です。
特に起業間もない頃は、法人名義のクレジットカードを作れない場合がありますが、デビットカードを利用することで、預金残高範囲内でクレジットカードのような使い方をすることができます。
これは私自身も普段から利用していますが、個人的にクレジットカードがなくてもデビットカードがあれば十分だと思います。
ジャパンネット銀行の審査は厳しい?
ジャパンネット銀行の審査は厳しいのか?
世間では「ジャパンネット銀行の法人口座は、審査が緩い」という噂がありますが、あくまで噂です。
実態のない法人や個人事業主が口座を開設するのは難しいでしょうし、可能な限り審査が通るように必要書類を集めることが重要です。
また最近流行りのバーチャルオフィスやレンタルオフィス利用者は、注意が必要です。
当サイトでもバーチャルオフィス利用中の方から「口座が開設できなくて困っている」という相談を頂いたことがありますが、こちらも事業の実態を明確に提示できるように下準備が大切です。
別記事にて口座が開設できない時の対処法をご紹介していますので、下記リンクもあわせてご覧ください。
ジャパンネット銀行の法人口座開設までの流れ
ジャパンネット銀行の法人口座開設までの流れは、以下になります。
- 申込フォームの入力・印刷
- 必要書類の記入・送付
- 審査
- キャッシュカード・トークンの受け取り
まずは、以下のリンクより法人口座、または個人事業主の口座開設の申込をします。
指示通り入力が完了したら、印刷をして必要書類と一緒にジャパンネット銀行へ送付します。
その後審査が始まり、審査に通過すると約10日〜14日後にキャッシュカードとトークンが送られてきます。
手順的には難しいことはありませんが、必ず必要書類に不備がないよう心掛けましょう。
ジャパンネット銀行法人口座開設の必要書類
ジャパンネット銀行法人口座開設の必要書類は、以下になります。
法人の場合
- 口座開設申込書
- 本人確認資料
- 業務内容確認資料
- 法人の印鑑証明書
- 法人番号確認資料
特に、業務内容確認資料だけは入念な準備が必要です。
公式サイトには法人設立後6ヶ月以上が経過している、またホームページがある場合には提出資料は不要と記載されています。
しかし、審査が不安な方は、他にも法人設立届出書(控)、青色申告承認申請書(控)、確定申告書(控)、国税または地方税の領収書または納税証明書、主たる事務所の建物賃貸借契約書の全てのコピーを提出した方が良いです。
とにかく事業の実態をアピールすることで審査を通しやすくすることができます。必ず不備のないよう準備しましょう。
個人事業主の場合(屋号付き口座)
- 普通預金口座開設申込書
- 本人確認資料
- 事業実態の確認書類
法人の場合同様に、事業実態の確認書類は不備のないよう準備してくださいね。
まとめ
まとめになりますが、ジャパンネット銀行の法人口座は起業して会社経営をしていく上で非常に役立ちます。
特に経営者一人だけの法人やフリーランスとして活動する個人事業主にとっては、便利な機能も豊富にあり、各種手数料も安く抑えることができます。
起業後、早い段階でジャパンネット銀行の口座を開設できるよう下準備をしていきましょう。