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会社経営で「利益を出す」ために重要な考え方と4つのやるべきことを解説

会社経営における利益を出す為の考え方とやるべき事

さて、起業して会社経営をしていくと、必ずと言っても良いほど『利益が出ない』と悩む時期が訪れます。 『こんなに商品は売れているのに、利益はこれだけか…』と社長室で下を向く経営者は、おそらく数えきれない程いることでしょう。

確かに薄利多売で成功している経営者も中にはいますが、利益が薄い状態で会社経営を続けて行くと、いつの日か会社のお金が回らなくなり、結果的に倒産してしまうなんてことも良くある話です。 最近では、赤字倒産だけでなく黒字倒産をする会社が急激に増えています。

MEMO
黒字倒産とは、帳簿上は利益が出ているのにも関わらず、入金までの期間が長い場合に各種支払い(外注費、人件費、借入返済など)が滞り、資金繰りが追いつかず倒産することを言います。

特に起業したての会社や、急激に業績を伸ばした会社に起こりうる現象です。 結果的に言うと、会社経営を成功させる為には利益を出すことが非常に重要で、出た利益を1円でも多く会社に蓄えておく必要があります。

本記事では、それらのことを踏まえた上で「会社経営で利益を出す方法」について詳しく解説していますので是非ご覧ください。

利益を出すための基本的な考え方

まず最初に、会社経営をしていく上で「利益を出すための基本的な考え方」について解説していきます。 普通に考えれば分かることですが、利益を出す為には以下2つが重要です。

  • 売値を高くする
  • 仕入値を安くする

分かりやすく解説するために、八百屋さんを想定してご説明していきますね。

売値を高くする

例えば、利益を出す為に「売値を高くする」と売上高が上昇しますので、必然的に資金が多く入金されます。 今まではメロンを1,000円で売っていたものを2,000円で売ることで、単純に売上高は2倍になります。

しかし、売値が高くなると今まで購入していた方が買わなくなる危険性がありますので、売値を高くすれば良いというわけではありません。

仕入値を安くする

そして、利益を出す為に「仕入値を安くする」と今までよりも利益を出すことができますので、当然会社に残るお金を増やすことができます。 今までは、300円で仕入れたメロンを1,000円で販売していたので利益は700円です。 それを200円で仕入れるようにすれば800円の利益を出すことができますので、単純に利益率70%を80%まで上昇させることができます。

しかし、仕入値を安くするということは「業者泣かせ」をしてしまったり、質の悪い商品を販売してしまうことになるかもしれませんので、仕入値を安くすれば良いとは限りません。

利益を増やすと誰かが損をする?

この時点で気付いた方もいるかもしれませんが、会社経営をしていく上で「利益を出す」為には誰かが損をすることになる可能性があります。

  • 売値を高くすれば、購入する方が損をする
  • 仕入値を安くすれば、生産者や購入者が損をする

しかし、逆に言えば質よりも値段の安いものを求めている購入者もいれば、質よりもイメージで購入したいというプライドの高い購入者など、一概に誰かが損をするとは言い切れません。 世の中のニーズや需要と供給のバランスにより価格の変動が起きますので、経営者は細かな情報収集をしていく必要があります。

利益を出す為にやるべき4つのこと

ではここからは、会社経営をしていく上で「利益を出す為にやるべき4つのこと」について解説していきます。

利益を出す為には、上記4つの方法が存在します。

経費削減

まず最初に利益を出す為にやるべき事として、「経費削減」をすることで利益を増やすことができます。

会社経営をしていくと、何かと経費がかさみます。 例えば人件費、光熱費、通信費、接待交際費など、数ある経費の中から削減できるものは削減していかないと利益を出すことはできません。 ただし、必要なものまで削減してしまうと経営が傾く原因になってしまいますので注意が必要です。

別記事にて利益について詳しくまとめていますので、以下リンクも併せてご覧ください。 会社経営における必要な経費と無駄な経費の見分け方 知らなきゃ損!必要な経費と無駄な経費の見分け方・経費削減方法を解説

外注費を安くする

次に利益を出す為にやるべき事として、「外注費を安くする」ことで利益を増やすことができます。

外注費を安くすると言っても、方法はたくさんあります。 日本は狭い島国ですが同じような生産者(業者)は山ほどいますので、質を落とさずに仕入値を安くできる業者を探すことも、経営者の仕事の一つだと私は考えています。

最近では中国などの海外から仕入れるということも視野に入れることで、質を落とさずに仕入値を安くすることができるようです。 間違っても業者泣かせの行為や、質の悪いものに転換する行為だけは絶対に避けるようにしましょう。 最初のうちは良いですが、気付いたら購入者が減るどころか誰も購入しなくなる可能性が出てしまいます。

外注を減らして自社でおこなう

次に利益を出す為にやるべき事として、「外注を減らして自社でおこなう」ことで利益を増やすことができます。

会社組織は金融機関から融資を受ける際に、運転資金よりも設備資金の方が借りやすいという暗黙の了解があります。 ですので、融資で機械などを導入し自社でおこなうことで、外注費が減り利益を出すことができるようになります。

例えば、今までは外注費で300万円かかっていたものが、融資を受けて機械を導入したことで外注費を100万円減らし200万円にできたとします。 この例は少々極端ですが、機械を導入したことで100万円利益が出るのであれば、2,000万円〜3,000万円の機械を融資で購入したとしても、全く問題なく利益を出しながら会社経営をすることができます。 計算した上で利益を出すことができて、尚且つ借入の返済財源を確保できるのであれば、一度金融機関に相談するのもありだと思います。

別記事にて、融資に関しての記事を公開していますので、以下リンクも併せてご覧ください。

銀行融資を受ける方法 【銀行から融資を受ける方法】借り入れを簡単に実行する極意を解説します 融資における設備資金と運転資金の違い 融資の「設備資金」と「運転資金」の違いについて解説!借りやすいのはどっち?

価格以上に価値のあるものを開発する

次に利益を出す為にやるべき事として、「価格以上に価値のあるものを開発する」ことで利益を増やすことができます。

この項目に関しては、正直誰でもできるわけではありません。 例えば、世の中に販売されている1玉5,000円のメロンがあったとします。 販売されているということはそれだけ需要があることですし、確かな味があるからこそ売れるわけです。 生産者もそれだけ時間をかけて作ったものですから、売値が高くなることも仕方のないことと言えば仕方のないことです。 これだけの人口がいるわけですから、値段だけで購入する人もいれば、値段ではなく質で選んで購入してくれる方も大勢いるのが世の中です。

ですので、価格だけで勝負する商品を売るだけでなく、自分の会社でしかできない質の高い商品を生み出すことで、確実に利益を出すことができると思います。

まとめ

まとめになりますが、会社経営をしていくと「利益が出ない」ことに悩む経営者がたくさんいますが、それらの人は私も含め、経営に向いていない、あるいは周囲を見ていないという結論に至ります。 世の中の成功者と呼べる経営者の方々は、日々勉強をして『いかに利益を出せるか』を常日頃考えていると思います。

おそらくこの記事を読んで頂いた方は、これから起業を考えている方であったり、今現在利益が少なくて悩んでいる方だと思いますが、一度考え方をリセットしてイチから考え直してみてはいかがでしょうか? 私は過去に知らないことを良いことに、業者に高い金額で仕入れさせられたことがあります。 今となっては良い経験だと考えることができますが、『なんであの時考えることが出来なかったのだろう』と思う時もあります。

経営者たる者、時には心を鬼にして物事を決定していくことも重要だと私は思います。

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