皆さんこんにちは!管理人の眞太郎(@askigyou)です。
さて、『ケチな経営者ほど資金を持っている』果たしてそれは正解なのでしょうか?
経営者と言えど同じ人間ですから、本心は自分以外誰も知ることはできません。
それゆえに、『どれくらいの資金を持っているのか?』、または『どれくらいお金がないのか?』、外見や態度だけでは分からない、だからこそ世の中は面白いのだと私は思います。
ほとんどの経営者の方は、無駄な経費はできる限り削減しようと努力していると思いますが、中には間違った考え方、または間違ったやり方をしている経営者の方もたくさん見受けられます。
例えば、業績が悪化したことを理由に従業員のボーナスをカットしたとします。
その際に経営者である社長の役員報酬などは現状維持のままにしている場合、従業員としては全くもって面白くないですよね?
こういう会社に限って経営自体は業績が悪化したとしても安泰で、従業員のモチベーションは著しく低く、業績が伸びる気配もないというような会社にありがちなパターンかと思います。
特に、中小企業で良く見るパターンですが、このように不本意な経営者の「ケチ」は、最悪の場合取り返しのつかないほどの大惨事を招いてしまう危険性もあります。
良い意味での「ケチ」はまだしも、経営者自身が自分には甘く他人には厳しい考え方を持っていると、いつか見放される時が来るのではないか?と私は思います。
そこで本記事では、それらを踏まえた上で経営者の間違った「ケチる」タイミングについて掲載していますので、お時間のある方は是非最後までお付き合いください。
この記事の目次
「ケチる」タイミングを間違った経営者は、実は資金がないパターンがほとんど
「ケチる」タイミングを間違える言っても、非常に幅広い内容になってしまいますので、ここからは具体的に「ケチる」タイミングを間違えている経営者の代表的な行動パターンをいくつか挙げていこうと思います。
大きく分けると、上記3つの行動パターンです。
自分には甘く、他人には厳しい
まず最初の「ケチる」タイミングを間違えた経営者の行動パターンは、『自分には甘く、他人には厳しい』というなんとも虚しい考え方の持ち主です。
決して間違った考え方ではありませんが、最も大惨事を招いてしまう危険性がある行動パターンです。
例えば、中小企業の会社組織は社長のワンマン会社がほとんどです。
起業当時は社長一人で業務をしていたというケースは良く耳にする話ですよね。
その際に起業当時はお金で苦労したので、経営が安定した今だからこそ高級外車を乗り回し、会社のお金で公私混同を重ねてしまうということは、仕方のないことと言えば仕方のないことです。
税金対策という名目で会社のお金で家族旅行に行ったり、毎晩のように高級クラブでお酒を飲む、確かに経営が安定していればこのような行動をとったとしても何も問題はありません。
しかし、仮に経営状況が悪化してしまったとします。
人間は一度良いものを身につけたり、口にしたりすると生活水準が肥えてしまい、中々レベルを下げることができないものです。
ですので、経営者自身の収入を減らす前に、
『まずは、従業員の給料をカットしよう』
『次回のボーナスは無しだな』
『むしろ必要のないスタッフは解雇しろ』
というように、自分の利益を減らしたくないが為に周りからカットしようとしてしまう経営者も中にはいます。
ですが、このような「ケチる」タイミングを間違えた経営者に従業員はついて来るでしょうか?
忘れていけないことは、従業員は意外と再就職先が簡単に見つかるということです。
特に仕事ができて向上心のある従業員は、自分の働いている会社に対し見切りをつけるのも早いです。
『私の給料は下がっているのに、社長はまた新しい時計を買ったのか』と従業員に悟られてしまった場合、業績を回復させるどころか、この後に辿り着くのは倒産しかないかもしれません。
やはり経営者は業績が悪化した時のことも考えて、事前に「これから起こすケチな行動は間違っていないか?」を深く考える必要があります。
見栄っ張りばかりが先走ってしまう
そして、次の「ケチる」タイミングを間違えた経営者の行動パターンとして、「見栄っ張りばかりが先走ってしまう」という行動です。
やはり人間は「身の丈に合った生活を送る」のが一番だと思います。
無理をして銀座に飲みに行かなくたって良いじゃないですか…。
これからの時代は「100万円のロレックス」よりも「5万円のApple Watch」の時代です。
いかに効率良く仕事ができるかが重要であり、高級時計は利益を生みませんよね…。
もう一つ例を挙げると、名刺の用紙はごく一般的なもので十分です。余計にお金のかかる加工は経営が安定してからで十分間に合います。
やはり見栄を張ると良いことはありません。
もちろん、汗水流し血眼になって働いて得た会社経営の成功ですから、身の丈に合った贅沢は誰も文句を言わないと思います。
マイナスからプラスになることを知らない
そして、次の「ケチる」タイミングを間違えた経営者の行動パターンは、「マイナスからプラスになることを知らない」むしろ理解しようとしないという行動です。
例えば、会社経営をしていくと必ずと言っても良いほど「波に乗る」ときが訪れます。
今までの努力から大手と契約を交わすことができ、これからの売上が上がることを約束できた瞬間がやってきたとします。
しかし、どうしてか問題が発生してしまうものなんですよね…。
『どう見ても人材が足りない』
『急な依頼が多すぎる』
『今の環境じゃ到底無理』
このような状況に直面した経営者の方は、たくさんいると思います。
こんな時「ケチる」タイミングを間違えてしまうと、せっかくのチャンスを逃すことになってしまうかもしれません。
業務をこなす上で様々な角度から確信を持てた場合、いまだかつて経験したことのない「攻め方」をしても良いのではないでしょうか?
会社経営をしていく上での「投資」は、不動産物件ではなく会社の動力に投資するのが一番だと私は個人的に感じます。
「ケチる」タイミングを間違えない為には経営者も勉強が必要!
まとめになりますが、上記でご紹介した「ケチる」タイミングを間違えた経営者の行動パターンは、決して万人の考えではなく小さな範囲での考えです。
会社経営ばかりは正解は社長自身にしか分からないことですので、社長自身も今まで以上に勉強していく必要があります。
最後にもう一度言いますが、贅沢は経営が安定してからでも十分間に合います。
その時の状況に応じた、身の丈に合った贅沢をするようにしましょうね♪
私のように後先を考えずに間違ったケチをしてしまうと、倒産を経験してしまうことになりますので…汗
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