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自宅でネイルサロンを開業!1年も持たずに閉店、失敗した原因は?

自宅でネイルサロンを開業!1年も持たずに閉店、失敗した原因は?

皆さんこんにちは!管理人の眞太郎(@askigyou)です。

さて本記事では、自宅でネイルサロンを開業して失敗した人の話を掲載していきたいと思います。

また、自宅型ネイルサロンの開業資金や届け出、失敗した原因などを詳しく掲載していますので、これから自宅でネイルサロンの開業を考えている方は是非参考にしてくださいね。

自宅でネイルサロンを開業する方法

自宅でネイルサロンを開業する方法

ネイリストにとって、将来独立して自分のお店を持つことは、誰もが考える現実的な夢かと思います。

それもそのはず、ネイルサロンは利益率が非常に高く、特に国家資格も必要ありません。また、美容室みたいに保健所の許可もいらないので、比較的負担が少なく誰でも簡単に始めることが可能な事業であることが分かります。

ネイリストが独立して開業する方法を大きく分けると、

  • 店舗型ネイルサロン
  • 自宅型ネイルサロン
  • 出張型ネイルサロン

上記3種類になりますが、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

そこで今回は、「自宅型ネイルサロンを開業する方法」に関しての情報を掲載していきますが、店舗型ネイルサロンの開業方法は、別記事でご紹介していますので、以下リンクも併せてご覧ください。

【ネイルサロンの開業方法】必要な資格や届出、開業資金、融資について徹底解説【ネイルサロンの開業方法】必要な資格や届出、開業資金、融資について徹底解説

自宅型ネイルサロンを開業する際に「開業資金」はいくらかかるのか?

まず最初に、自宅型ネイルサロンを開業する際に開業資金はいくらかかるのか?について解説していきます。

単刀直入に言いますが、個人によって全く異なります。

自宅の仕様(戸建てor分譲マンションor賃貸)によっても全然違いますし、どこまでの規模でやるかでも全然変わってきてしまいます。

例えば、戸建ての持ち家があったとします。

使っていない1室をネイルサロン専用の部屋として施術する場合、基本的に施術用の椅子と机、ネイル用品一式があればネイルサロンとして機能しますので、概算で30万円もあれば開業出来てしまいます。

しかし、自宅ですので自分の家族が共に生活をする場所です。

全く知らないお客さんにとっては、正直入りずらい感は漂ってしまいますよね…。

もし私だったら、他人の家の個室で2時間も3時間も居られないですし、逆に自分の家に他人を入れたくもありません。

仮に3階建ての家で1階をお店にするというのであれば、これはもはや「自宅型ネイルサロン」ではなく、「店舗型ネイルサロン」に該当するでしょうし、内装を変えるとなれば何百万円とそれなりの費用がかかってしまいます。

どこまでやるかは個人によって違いますので、自宅型ネイルサロンの開業にかかる費用は相場が見えないというのが答えです。

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自宅型ネイルサロンを開業する際に「届け出」は必要なのか?

続いて、自宅型ネイルサロンを開業する際に届け出は必要なのか?について解説していきます。

届け出に関しては、店舗型であろうと自宅型であろうと絶対に必要なことです。

「まつエク」のサロンを開業する場合は、美容室と同等にみなされますので、美容師の資格と保健所の許可が必要になりますが、ネイルサロンは特に許可は必要ありません。

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しかし、税務署への届け出は絶対に必要なことですので、自宅型ネイルサロンを開業する際には税務署で届け出を出すようにしましょう。

ちなみにですが、ネイルサロンとしての収入が年間約40万円を超える場合、これは他に仕事をしていない専業の場合ですが税務署へ届け出を出す義務が発生します。

また、本職が別にあり副業として自宅型ネイルサロンを開業する場合には、年間約20万円の利益を超える場合、税務署に毎年「確定申告」をする必要があります。

ネイルサロンの確定申告方法まとめ!メリットや節税効果などを徹底解説!ネイルサロンの確定申告方法まとめ!メリットや節税効果などを徹底解説するよ

 

これを怠れば、いずれ税務署が出向き追加徴税や最悪の場合「逮捕」まであり得ますので、絶対に税務署だけは見過ごさない方が良いと思います。

税務署に届け出を出したからと言ってたくさんの税金を払わなくてはならないという訳ではありません。

規定以上に稼いだ場合に限り税金を払ってくださいということです。

税務署はインターネットで取り締まるサイバーチームや様々な情報網を持っていますので、逃げ切れることはまずあり得ません。

いちいち心配していると思ったような宣伝活動や将来の貯蓄ができなくなりますので、税務署だけはしっかりとおさえておきましょう。

そして、分譲マンションや賃貸物件で自宅型ネイルサロンを開業する場合ですが、基本的に商用NGが一般的です。バレた場合には、損害賠償の発生が出てもおかしくありませんので、無断で開業することだけは避けましょう。

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自宅型ネイルサロンを開業後、1年も持たずに閉店した方の話

自宅型ネイルサロンを開業後、1年も持たずに閉店した方の話

ではここからは、私の知人で実際に自宅型ネイルサロンを開業していた方のお話をしていきたいと思います。

その方は、結果的に自宅型ネイルサロンを開業して失敗してしまったのですが、その失敗談から学べることがあると私は感じましたので、その失敗した原因や自宅型ネイルサロンならではの問題点を掲載していきます。

自宅型ネイルサロンに失敗した原因を大きく分けると、

  • 自宅型ネイルサロンは、店舗型ネイルサロンに比べて集客が難しい
  • ネイルの客層が限定されてしまう

上記2つの問題が考えられます。

自宅型ネイルサロンは、店舗型ネイルサロンに比べて集客が難しい

早速ですが、その方(Aさん)は、持ち家の戸建ての1室を改装して「自宅型ネイルサロン」を開業しました。

しかし、わずか1年足らずで閉店してしまうという残念な結果に終わってしまいましたが、自宅型ネイルサロンの開業資金にかけた金額はおおよそ300万円にも及びます。

改装費用に約200万円、ネイル用品やハンドエステの設備で約100万円の合計300万円です。旦那さんが会社経営者ということもあり、特に借金等はしていないのがせめてもの救いです。

では、何故Aさんは失敗してしまったのでしょうか?

私はAさんとはとても親交が深く、週一で食事に行く仲だったのでその失敗した原因を直接聞いてみました。

Aさんが言うには、まず「住宅街なので集客が難しい」ということです。

でも普通に考えればそうですよね?

街中で店舗型のネイルサロンを開業する場合には、人通りもあり自然とお客さんの目に触れることがありますが、住宅街にある自宅型ネイルサロンの場合には、近所の方しか分かりません。

情報誌やWeb広告での宣伝広告も挑戦したみたいですが、『住宅街なので分かりづらい』という理由が大きく影響したと見られます。

結果、自宅型ネイルサロンは、店舗型ネイルサロンに比べて集客が難しいということが分かります。

もちろん、自宅型ネイルサロンを開業する際の立地条件にもよると思いますが、Aさんは完全なる団地内で開業してしまいましたので、集客が難しいという理由にも納得です。

最初のうちは近所の方や知人の方が来てくれていたみたいですが、やはりお金のかかることですので自然に来なくなるのは当たり前のことでしょう。

場合によっては、今までの付き合いもなくなる可能性は十分にありますので、勧誘には注意したいところです。

例を挙げると、保険屋に勤めはじめた方が、知人に営業して周る姿は正直無残ですよね…

ネイルの客層が限定されてしまう

そして、Aさんが他にも問題点と感じたことは、「ネイルの客層が限定されてしまう」ということです。

Aさんは40代前半のとてもキレイな方だったのですが、客層はやはり同年代がほぼ100%だったようです。

若い方はまず来なかったみたいですし、世代的に派手なネイルはしないのでジェルがメインです。客単価は必然的に5,000円を切る状態ですので、最低でも1日2人は来てくれないと元は取れません。

私自身、店舗型のネイルサロンの経営しか経験がなかったので、自宅型ネイルサロンのことはよく分かりませんでしたが、Aさんを見ても他の方を見ても自宅型ネイルサロンはおすすめできないと強く感じました。

やはり自宅はプライベート空間ですので、そこに仕事を持ち込んでしまうと何かと問題は起きてしまいますし、何より趣味と仕事は全くの別物ですので、理想としてはキッチリと分けるべきでしょう。

ましてや300万円もの開業資金をかけたのであれば、小さな店舗型ネイルサロンを開業できるはずです。

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まとめ

あくまで私個人的な意見ですが、これから自宅型ネイルサロンの開業を考えている方は、もう一度考え直してみた方が良いと思います。

自宅型ネイルサロンで成功している方はたくさんいると思いますが、そんなに簡単なことではありません。

儲けるという概念をなくして開業する場合は別ですが、ある程度儲けを考えて開業する場合には、やはり自宅型ネイルサロンはおすすめできません。

以上、最後までご覧頂きありがとうございました!



ネイルサロン経営に関する人気記事を以下にまとめましたので、ぜひ併せてご覧ください。

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