皆さんこんにちは!管理人の眞太郎(@askigyou)です。
さて本記事では、起業後会社経営をしていく上で、メガバンクの法人口座は作るべきなのか?について掲載しています。
あくまで持論なのですが、都内で起業しない限り、起業後3年以上経過するまではあまり開設する意味はないというのが私個人的な意見です。
以下、その理由なども含めて詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。
この記事の目次
メガバンクとは?
メガバンクとは、日本において巨大な収益規模や資産を有する銀行、及び銀行グループ、あるいは1兆ドル以上(100兆円以上)の資産を持つ銀行グループのことです。
分かりやすく言えば、銀行の中でも超お金持ちの銀行ということですね。
日本では、三菱UFJフィナンシャルグループの「三菱UFJ銀行」、三井住友フィナンシャルグループの「三井住友銀行」、みずほフィナンシャルグループの「みずほ銀行」が三大メガバンクとして位置付けられています。
参考 メガバンクWikipedia日本三大メガバンクの資産ランキングと特徴
ではここからは、日本三大メガバンクの特徴や資産ランキングについて掲載していきます。
ちなみにですが、資産ランキングでは、三菱UFJフィナンシャルグループが100兆円以上も突き放しての堂々の第1位です。
続いて、資産ランキング第2位が三井住友フィナンシャルグループと思いきや、意外にも「ゆうちょ銀行」です。
ゆうちょ銀行は2007年に民営化されたのですが、元々は国営だったため都市銀行でもメガバンクとしてもみなされていません。(ただし現状は不明…。)
続いて、資産ランキング第3位が三井住友フィナンシャルグループで、資産ランキング第4位がみずほフィナンシャルグループです。
資産ランキング | 銀行・銀行グループ名 | 総資産 |
第1位 | 三菱UFJフィナンシャルグループ | 311兆1389億300万円 |
第2位 | ゆうちょ銀行 | 208兆9741億3400万円 |
第3位 | 三井住友フィナンシャルグループ | 203兆6591億4600万円 |
第4位 | みずほフィナンシャルグループ | 200兆7922億2600万円 |
資産ランキング第1位「三菱UFJ銀行」の特徴
三菱UFJフィナンシャルグループ「三菱UFJ銀行」の特徴は、以下になります。
元は1996年に東京銀行と三菱銀行の合併によって生まれた東京三菱銀行から始まり、その後UFJ銀行と合併し、現在の三菱UFJ銀行に至ります。
総資産高は311兆1389億300万円で日本メガバンク第1位を誇りますが、世界ランキングでは第10位にランクインしています。
上記のように一文で伝えられるほど単純ではないのですが、詳しくはWikipedia等を参照してください。
資産ランキング第3位「三井住友銀行」の特徴
三井住友フィナンシャルグループ「三井住友銀行」の特徴は、以下になります。
2001年に住友銀行とさくら銀行の合併により発足された三井住友銀行が始まりです。
総資産高は203兆6591億4600万円で、第3位です。
こちらも合併や経営難などの関係上、簡単にご説明が出来ないため、詳しくはWikipedia等を参照してください。
資産ランキング第4位「みずほ銀行」の特徴
みずほフィナンシャルグループ「みずほ銀行」の特徴は、以下になります。
みずほ銀行を中核とするグループで、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行を前進としています。
総資産高は200兆7922億2600万円で、第4位です。
こちらも合併や経営難などの関係上、簡単にご説明が出来ないため、詳しくはWikipedia等を参照してください。
メガバンクの法人口座を作るメリット
ではここからは、メガバンクの法人口座を作るメリットについてご紹介していきます。
私個人的な意見が強めですが、以下になります。
- 大手企業と取引をする際に、メガバンクの口座があると信頼に繋がる
- 地域密着型では出せない大口融資を受ける際に優遇される
- 将来株式上場をする際に、ベンチャーキャピタルなどの繋がりを拡げられる
大きなスケールで考えればもっとあるのですが、あくまで起業間もない会社を対象としていますので、ご覧の3点が非常に大きなメリットです。
特に、大手企業や都内の企業と取引をする際、メガバンクの法人口座を持っているだけで信頼に繋がる場合があります。
また、地域密着型の金融機関では小口の融資は対応してくれるものの、大口の融資は中々通らないのが現実です。
例えば、地域密着型は3,000万円以下の融資ならある程度実績があれば融資を受けることが出来ますが、それ以上になると保証協会の審査さえ通らないことも多々あります。
逆にメガバンクの場合には、500万円や1,000万円の小口よりも、5,000万円から1億円以上の大口融資を受けやすい傾向にあります。
ただし、当然ながら売上高や返済実績、業績向上の見込みも重要ですが…。
さらに、私も経験があるのですが、将来株式上場をする際にはフィナンシャルグループ系のコンサルが必要です。
メガバンク系のベンチャーキャピタルの力を借りて上場する企業が非常に多く、過去の事例や今後どのように業績を上げていけば良いのかなど、アドバイスを受けることも出来ます。
このようにメガバンクの法人口座を作る際には、ただ単に口座を開設するだけでなく、メリットを意識した上で口座開設をするのが理想です。
メガバンクの法人口座を作るタイミング
では続いて、メガバンクの法人口座を作るタイミングについて解説していきます。
- 起業後3年以上(決算3期分)
- 主要都市に本社、または支店を置く場合
- 取引先にメガバンクの口座が多い場合
メガバンクの法人口座を作る際、地域密着型の金融機関よりも審査が厳しい傾向にあります。
私も会社経営時代に三菱UFJ銀行の口座を開設した際には、3期分の決算種類の提出はもちろん、事細かく事業の内容や取引先の情報まで確認されました。
3期以下の場合には口座開設の審査が通らない場合もありますので、起業後3年以上経過したタイミングが一つの目安として考えれば問題ないと思います。
また、主要都市に本社や支店を置く場合には比較的口座開設がしやすい環境となりますので、こちらも口座を開設するタイミングです。
さらに、最も重要な事となりますが、取引先にメガバンクが多い場合には比較的口座開設しやすい傾向にあります。
もちろん取引高にもよりますが、私の場合には月間100万円程度の入金がありましたので、特に問題なく口座を開設することが出来たのだと思います。
まとめ
まとめになりますが、起業間もない頃はメガバンクの法人口座は必要ないというのが私の持論です。
やはり融資を受ける際にも、地域密着型の金融機関のほうが融資を受けやすい傾向にありますし、どちらかと言えばメガバンクから営業をかけられるくらいに成長させてからでも十分だと思います。
ただし年商10億円を超える規模になると、地域密着型の金融機関よりもメガバンクのほうが何かと利便性が図れますので、本記事で解説した情報をもとに是非参考にしてくださいね。
法人口座に関するおすすめ記事


