ネイリストの方が独立してネイルサロンを開業する際には、様々な事業計画を考えていると思います。

もちろん、成功する為にネイルサロンを開業するわけですので、失敗という言葉は頭にないと思いますが、いまのご時世、多少なりとも同業者との差別化を図っていかなければ成功する確率は極めて低いと言っても過言ではありません。

中には、ネイルのみを扱うネイルサロンだけでなく、ネイルサロンとまつ毛エクステを併設させたサロンや、美容室にネイルのメニューを入れるなど、併設サロンが増えてきている傾向にあります。

 

そこで今回は、「ネイル&マツエク」や「ネイル&美容室」などの併設サロンのメリットやデメリットについてまとめて掲載していきますので是非ご覧ください。

何故、「ネイル&マツエク」や「ネイル&美容室」等の併設サロンが増えているのか?

併設ネイルサロンが増えている理由

 

最近のサロン経営では、ネイルのみを扱うネイルサロンだけではなく、ネイルサロンとまつ毛エクステを併設させたサロンや、美容室にネイルのメニューを追加するサロンが増えて来ておりますが、その理由は簡単です。

 

『お客様のニーズに応えられる』

 

からです。

 

基本的に、ネイルをする女性は美意識が高い方が多く、美容室はもちろんのこと、マツエクも付けている方が多いので、同じサロンで一緒に施術することで行く手間が省けたり、時間を短縮することができるというメリットがあります。

 

特に、美容室でカットの他にパーマやカラーを一緒に済ませる女性は、最低でも3時間以上は美容室に滞在することになります。

また、パーマやカラーは時間を置く必要がありますので、その間にネイルの施術が出来るとお客様にとっては非常に嬉しいことです。

 

そして、まつ毛エクステとネイルサロンの併設サロンには、同時施術はできないものの、セット割などのキャンペーンを用意することで客単価を上げることができますので、こちらも併設サロンが増えている理由です。

 

実際に私がネイルサロンを経営していた時には、全ての店舗においてまつ毛エクステが施術出来るように保健所の許可を取っていましたが、間違いなく言えることはネイルサロンのみのサロンよりも業績を上げることが出来るということです。

マツエク自体は、美容師の資格を持っていないと施術することは出来ませんし、そもそも保健所の許可もおりません。

 

ですので、誰もが出来ることではありませんが、もし優秀な美容師を雇うことが出来るのであれば、「ネイル&マツエク」や「ネイル&美容室」などの併設サロンを開業した方が良いというのが私個人的な意見になります。

 

しかし、併設サロンはメリットだけでなくデメリットもいくつかありますので、次項ではそれぞれのメリットとデメリットを詳しく掲載していきます。

 

「ネイル&マツエク」の併設サロンのメリット・デメリット

ネイル&マツエクの併設サロンのメリット、デメリット

 

まずは、「ネイル&マツエク」の併設サロンにおけるメリットとデメリットについて掲載していきます。

 

【メリット】

・同じサロンで施術が出来る為、サロン側は客単価が上がり、お客様は行く手間が省ける

・ネイルとマツエクのセットメニューを用意できる

・ネイルとマツエクの両方の顧客を確保できる

 

【デメリット】

・同時に施術することが出来ない為、予約を入れる時間が難しい

・美容師の資格を持った従業員を確保するのが難しい

・美容師ありきの営業になってしまい、退職された際の補填が厳しい

・美容師の資格は持っているが、マツエク経験者が少ない

・マツエクでのお客様とのトラブルが重い

・小型店舗では併設しにくい

・従業員の雇用人数を考えないと、人件費がかかり過ぎる

 

ネイルサロンにまつ毛エクステを併設させた場合には、デメリットの方が多いように感じますが、客単価が上がること以上に嬉しいことはありませんので、デメリット以上にメリットの方が勝ると考えるべきです。

 

ただし、美容師の資格を持った従業員を雇用することは難しく、未経験の方ばかりが面接に来てしまうと育成するまでに時間がかかりますので、実際に施術させるまでの人件費が意外と痛いのが現実です。

 

ですので、優秀なマツエク経験者を雇用することが出来れば、最大限に併設サロンを経営していくことが可能です。

 

「ネイル&美容室」の併設サロンのメリット・デメリット

ネイル&美容室の併設サロンのメリット、デメリット

 

次に、「ネイル&美容室」の併設サロンにおけるメリットとデメリットについて掲載していきます。

 

【メリット】

・同じサロンで施術が出来る為、サロン側は客単価が上がり、お客様は行く手間が省ける

・パーマやカラーの際に同時施術が可能

・本来かかるネイルサロンの開業費用がほぼかからない(材料費とテーブルのみ)

 

【デメリット】

・美容師とネイリストの立場を同等にするのが難しい

・ネイルをオフする際のニオイや、細かな粉が気になる

・ネイリストと美容師では、実務経験が異なる為、接客スキルに大きな差が生じる

 

ネイルサロンと美容室を併設させた場合には、どちらかと言えば、美容室にネイルスペースを作るというイメージになりますので、設備投資を抑えることが出来るのが最大のメリットです。

また、パーマやカラーと同時にネイルの施術をすることが出来ますので、時間効率が良くお客様にとってもメリットがあります。

 

ただし、数年かけてようやくスタイリストになることが出来た美容師に比べ、国家資格ではないネイリストのライセンスを取得したばかりのネイリストが肩を並べることになりますので、従業員同士がうまくやっていけるかが不安です。

やはり、美容師の歴史は古く、下積みをする美容師に比べると、ネイリストの接客レベルは低いので、育成に時間がかかるのが最大のデメリットです。

まとめ

以上が、「ネイル&マツエク・ネイル&美容室」併設サロンのメリット・デメリットになります。

まとめになりますが、ネイルサロンとマツエクや美容室を併設させたサロンを開業する際には、客単価の上昇などの集客は見込めますが、雇用に関する問題が非常に大きいことが分かります。

実際に私もネイルサロンとマツエクの併設サロンを経営した経験を持ちますが、マツエクの施術が出来る美容師の資格を持った従業員を確保することが難しく、早い段階で撤退させたという経験もございます。

ただし、優秀な人材が確保出来た時には、想像以上に業績を上げることが出来ましたので、良い思いをしたことも確かにあります。

 

これからの時代は、ネイル業界もいずれ衰退する可能性はありますので、何かしらの併設サロンを経営する方が失敗する確率を減らすことが出来ると思います。

併設サロンは簡単に出来ることではありませんが、チャンスがあれば挑戦してみると良いかもしれませんね。

 

おすすめのネイル用品仕入先

 

ネイルサロンの開業・経営に関する人気記事

ネイルサロンを開業するには?資格・届出・開業資金はいくらかかる?

ネイルサロンで『固定電話』と『ネット回線』を最短で安く契約する方法

ネイルサロンにおけるチラシの作り方・印刷料金目安・注意点まとめ!

ネイルサロンで『お客様目線で分かりやすい』メニュー表の作り方

ネイリストを雇う際の理想の『雇用形態』はどれ?【従業員or業務委託】

スポンサーリンク